日時:2007年11月18日(日)
場所:WAOクリエイティブカレッジ 講義室
半年前、3DCG・映像を作りたいという熱い思いを抱いてWAOに入学したカレッジ生。 “Maya”というソフトの知識や映像作品の表現手法など、新しいことをぐんぐん吸収してきました。 そして、迎えた今回の中間発表会。彼らは一体どんな作品を作り上げたのでしょうか?
7月に静止画作品を提出した後、初めての動画作品に取り組んできたカレッジ生。中には、毎日のようにWAOの制作実習室に通ってきていた人もいます。今回の中間発表会には、先立って行われた授業内発表会で指摘された点をブラッシュアップして臨みました。発表会が行われたのは、WAOで一番広い講義室。前面に大きなスクリーンが下ろされ、そこでカレッジ生の作品が上映されます。教室にぎっしりと並んだイスも、発表会の開始時刻には満席になりました。
発表者は本科・専科あわせて31名。7つのグループに分かれ、順番に発表を行います。一人ひとり自分の作品のコンセプトや力を入れた点、苦労した点などをプレゼンテーションした後、グループ全員の作品を上映、講師の先生方からの講評を受けるという流れで発表が進められました。発表された作品は、31人それぞれが一から作り上げたオリジナルの作品です。どの作品にも、「こんなストーリーを表現したい!」「ここに力を入れた作品にしよう!」という気持ちが表れていました。
齋藤さんは、自分の表現したいことをすべて盛り込んだ作品を発表。たとえば、キャラクターの動きならそれにポイントを絞って作られた作品が多い中、オープニング映像、筆で書いたというタイトルロゴ、空を埋めつくして戦う忍者の群集まで、いろいろな要素を入れ込んで完成させたのは圧巻のひとこと。1本目の作品なので、とにかく失敗を恐れずに挑戦したかったとのこと。すべての工程で作業を前倒しに進めるように気をつけたそうです。プレゼンテーションでの「大変なことは多かったけど、苦しかったことはありません!」というコメントは、自分の目指す作品を作りきったという達成感にあふれていました。
佐々木さんは、中学・高校と続けていたバスケットボールをテーマにして、力強くダンクシュートを決める男性を描きました。「静止画の作品を作成したときに時間が足りずに苦労したので、今回は長さをおさえてきちんと完成させることを重視しました。」という言葉通り、アニメーション(キャラクターの動き)にポイントを絞り込んで、きっちり作り上げています。ドリブル→走る→飛ぶ→ダンクシュートまでの自然で迫力のある動きは、プロのバスケ選手を見ているよう。最後はゴールから男性を見上げるようなカメラアングルで、シュートが決まった瞬間思わず目をつぶってしまいそうな程、迫力のある作品です。
「見る人が笑ってくれれば、僕の勝ちかなと思っています。」と話したのは、キャラクターと自動販売機とのコミカルな攻防で会場を爆笑させた戸島さん。ジュースを買おうとお札を入れるキャラクター、しかし、いざボタンを押そうとするとお札が返却されてしまいます。買いたいのに買えないもどかしさとなんとか自動販売機をぎゃふんと言わせてやろうと企む必死さが、キャラクターの表情やしぐさに表れています。効果音は自分の声を何度も録音したとのこと。映像としてのおもしろさを追求するだけでなく、アニメーションにもこだわった力作です。
発表の後は、一人ずつ先生から講評をもらいます。映像としてのおもしろさ、かっこよさに気を配っている作品や自分なりのこだわりを持った作品が多く、「かっこいい」「よくできている」というコメントがしばしば聞かれました。このように、こだわった点は評価される一方、プロの目から見た鋭い意見も。 「キャラクターはしっかり作りこまれている分、背景にももっと気を配ろう。」 「建物とキャラクターの大きさのバランスが悪いですね。」 きちんと作りこんでいる作品であるほど、作品の完成度をより高めるための細かな指摘が入ります。
一緒に学んでいる他のカレッジ生の作品に対する講評を聞けるのも、この中間発表会のいいところ。自分の作品への講評だけでなく、他の人の作品に対する講評にも真剣に耳を傾けメモをとっていました。
発表会の後も、カレッジ生は興奮冷めやらない様子。クラスメイトとお互いの作品に対する感想を言い合い、さっそく次の作品の構想について話す姿も見られました。「作品を作り上げてそれを発表する」という一連の流れを経験し、自分で一から作品を作り上げることの大変さとやりがいを改めて感じ取ることができたカレッジ生。キャラクターのモデリング、アニメーション、背景など、すべてを自分で作るのは予想以上に大変だったようです。スケジュール管理がうまくいかずに提出前にきつい思いをした人、思うような動きを出すために何日も試行錯誤した人、苦労した点もそれぞれありました。しかしここで苦労したおかげで、これから修了制作に向けて自分の課題が明確になったようです。 修了制作発表会は、企業の方もお招きして3月末に行われる予定です。まだまだ成長途中のカレッジ生、修了時にはどんな作品ができあがるのか、今から楽しみです。
この中間発表会に先立ち行われた授業内発表会の様子はこちら!
「授業内発表会」レポート
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「教育のWAO」と呼ばれる私たちの自慢は、何といっても本格的にプロを目指すためのカリキュラムと授業です。ご自身の目で確かめていただくために、 WAOは普段の授業を公開しています。デッサンや造形などのデザインの基礎を身につける授業や、3DCG・映像の制作ソフト『Maya』の基礎から応用までを学ぶ授業など、その時期に開講している授業をそのまま見学できます。WAOの授業の雰囲気を肌で感じてみましょう。
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