日時:2007年7月11日(水)
場所:WAOクリエイティブカレッジ Win教室
3DCG・映像専攻本科・専科生が専門分野の学習である、“Maya”の授業を4月にスタートしてから、約3カ月。 今回は、1年を通じて提出する課題の中でも、カレッジ生にとって大きな節目の1つとなる、「静止画」の授業内発表の様子をレポートします。
この日、発表を行ったのは、3DCG・映像本科生。
4月にスタートした時点では、ほぼ全員がCG ・映像業界について未経験、“Maya”(※1)を触ることも初めてでした。授業では、“Maya”のインターフェイスの紹介から始まり、モデリング(※2)、レンズによる映像表現、CGにおけるライトの種類と特性等について学びました。
そして、この3カ月間で習得した技術をもとに、取り組んだのが今回の静止画制作。
この日、作品制作趣意書をもとに、それぞれ自ら制作した作品のテーマ、表現コンセプト、特筆すべき点を発表しました。
「まず、フォトショップを使って、自分が表現したい絵のイメージを2D上で描きました。そして、その後、Mayaを使い3Dで表現をしました。」と語るのは、佐藤 弘昌さん。
元々大学で、美術を学んでいた、というだけあり、2D上で再現された絵も、建物の細部や、光の反射具合など、細かい部分まで、作品に対するこだわりが見られました。
「フォトショップで、細かい作業を行うことで、建物の汚れ・古びた様、壁に光が当たる様など、質感を詰めていきました。」 と、佐藤さんの作品は、Mayaの機能以外にも、フォトショップの機能を最大限に生かした作品となっていました。
この日発表したカレッジ生の中には、今回の静止画制作にあたり、普段から描き溜めているという、オリジナルキャラクターを3D化した人も数名いました。 そして、それらの作品に対して、講師の田野井先生からは、「既存のものを3Dにおこす、という作業はありがちです。 しかしながら、自分でキャラクターを考えて、ゼロからものをつくることができる、ということは強みになります。 キャラクターが登場する背景や、世界観なども考慮しながら、この強みを伸ばしてください。」と、コメントがなされました。
この日、講師やTA(※3)の方々からの講評には、「相手に“見てほしい”ものに対して、ライト表現や、質感表現など、自分では工夫して作品を作っているつもりでも、見る人に、それが伝わらなければ意味がない。」「こちらが意図することを伝えるためには、どんな構図がベストなのか。メインとなるキャラクターのポーズはどのようなものが良いのか、背景の色彩はどのような色味であったら良いのか、など一つ一つ研究してみてください。」といったものが多くありました。
発表後、カレッジ生からは、「多くの人の作品を見られて勉強になった。 良い作品もたくさんあったので、他の人に負けないように、今後も頑張りたい。」という声が聞かれました。
また前回、制作実習室レポートでお話を伺った3DCG専科の戸島守映さんは、専科クラスでの発表を終えて、「様々な人の意見を聞いて、自分独りでは気付けなかった様々なことに気付けました。例えば、自分がイメージする海辺の風景と、他人がイメージする海辺の風景には違いがある。その差は、時に、自分の作品に対する他人の違和感を生むことがあるといったことです。これらの意見を、作品のブラッシュアップに取り入れたいです。また、見る人の感性を動かすには、Mayaの技術以外の要素も必要なのだなと感じました。」と、語ってくれました。
今回の発表では、「3カ月の学習で良くここまで出来ていると思います。」とかなり高い評価を受けたカレッジ生もいました。 今月からアニメーション(物を動かす)の授業に入ったカレッジ生は、続いて次の課題となる、動画(動きのある映像)の制作に取り組んでいます。 動画の発表は10月。どのような作品が仕上がってくるのか本当に楽しみです。 それでは皆さん、次回のレポートも楽しみしてください。
Charge−突撃− 齋藤 芳彬さん
全体的に近未来をイメージしました。メインはオリジナルで制作したバイクで、それに合わせたキャラクターと背景をデザインしました。 バイクのデザインはかっこ良さの中に少し怖さを入れ、新しい表現ができないか挑戦しました。 作品を拡大表示する
トんがりキューーー 佐々木 健太さん
“かわいい”、でも“とがってる”をコンセプトにキャラクターを作りました。かわいらしさを表現するため、キャラクターを子供にし、同時に、とがったシャープなイメージを出すために舞台を未来の高層ビル群に設定しました。
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「教育のWAO」と呼ばれる私たちの自慢は、何といっても本格的にプロを目指すためのカリキュラムと授業です。ご自身の目で確かめていただくために、 WAOは普段の授業を公開しています。デッサンや造形などのデザインの基礎を身につける授業や、3DCG・映像の制作ソフト『Maya』の基礎から応用までを学ぶ授業など、その時期に開講している授業をそのまま見学できます。WAOの授業の雰囲気を肌で感じてみましょう。
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