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3DCG業界を目指す女性のための
ガールズトークセッションレポート

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日時:2008年2月9日(土)
場所:WAOクリエイティブカレッジ講義室

CG業界というと、「女性には大変そう」「特別な人しか入れない」など、特殊な業界だというイメージを持っていませんか? CG業界をもっと身近に感じてほしい、そんな思いから、WAOは、CG業界を目指す女性のためのガールズトークセッションを開催しました。

CGに興味がある女性集まれ!

CGデザイナー 春山知子さん

いまやCGと言えば、映画・テレビ・CM・ゲームなど、様々なものに使われています。でも、周りにCG業界で働いている人もいないし、どうしたら業界に入れるのか、どんなスキルが必要なのかよくわからない、女性には大変そう・・・と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、WAOからも数多くの女性の修了生が巣立っており、業界で活躍しています。また、女性ならではの感性が必要とされる場面もあり、女性を求める企業も多くなっています。そんな今だからこそ、女性にもCG業界をもっと身近に感じてほしい。そんな思いから、WAOでは、CG業界を目指す女性のためのガールズトークセッションを開催しました。ゲストにお招きしたのは、株式会社ワオワールドで、CGデザイナーとして活躍している修了生の春山知子さんです。

気になるCGデザイナーの働く環境

春山さんの一日 女性にとって気になるのは、やはり働く環境です。CG業界というと、時間が不規則で大変そうというイメージを持っている参加者も多いようで、「徹夜はよくあるんですか?」といった質問も飛び出しました。「作業スケジュールによっては帰りが遅くなることもありますが、なるべく毎日帰るようにしていますし、休みも取るようにしています。もちろん納期直前には泊り込んで仕事をする人もいます。人にはそれぞれ自分に合ったペースがあるので、自分のペースを作ることが大切だと思います。」 春山さんが働いているワオワールドには、春山さんの他にも女性がたくさんいます。「帰りが遅くなりそうな時は、朝早く出社してなるべく徹夜作業にならないように工夫している人もいます。また、朝の出社時間もわりとゆっくりなので、女性では毎日お弁当を作って来ている人もいます。」という言葉に、「案外普通の職場なんだ…」と少し安心したような顔つきの参加者たち。※勤務形態は、働く会社によってもいろいろ異なります。

CGチームの雰囲気については、「男女問わず、パワフルで気さくな人が多い」とのこと。制作中の作品について真剣に意見を交わしたかと思うと、仕事の合間には趣味の話や軽い雑談で盛り上がることもあるそうです。「集中するときは集中する、リラックスするときはリラックスする。メリハリのある職場です。」時には徹夜で頑張らなければいけないこともあるし、休みが取れないこともあるといいます。でもどんなに大変でも、CGが好きだから頑張れるのだそうです。

『スイスイ!フィジー!』制作現場の裏側を大公開

トークセッションの様子 春山さんが携わった最初の仕事は、現在NHK教育テレビで放映中のアニメ『スイスイ!フィジー!』。アニメーション制作、公式Webサイト(http://www.fizi.jp/)など、株式会社ワオワールドが幅広く制作に携わっています。ルーシー・カズンズ原作の(邦題)『それゆけ!さかなくん!』(偕成社刊)という絵本を原作とした、子ども向けのほのぼのとしたアニメーションです。「『かわいいキャラクターを作りたい!』というのが、CG業界を目指すきっかけだったので、この作品の制作に携わることになって本当に嬉しかったです。母は私の担当した話数を全部録画してくれていて。祖母なんて、始まる30分以上も前からテレビの前で待っていてくれるんですよ。」

嬉しかったことはどんなことですか?「自分で工夫した演出が好評だったときです。たとえばハナというキャラクターが洋服を脱ぐ場面では、結構すばやい動きをさせています。本当は、小さな子どもさんが見るので、全体的にあまり動きを早くしないようにと指示されていました。でも試行錯誤してみると、やっぱりすばやくフルフルッと脱ぐのが一番自然でかわいいなと思って。ディレクターに見てもらったら、これで行こう!と言ってもらえて嬉しかったですね。他にも、セリフのない場面で、キャラクターにため息をつかせてみたところ、声優さんがそれにちゃんと声を入れてくれていて・・・嬉しかったです。こうしたらもっと楽しいかな?もっとおもしろくなるんじゃないかな?そう思ってやったことを認めてもらえたという感じですね。」

春山さんが担当したカット(左:制作中の画面、中央:完成した映像の1コマ)と設定資料など(右)。『スイスイ!フィジー!』(C)HFF 2007 based on the book by Lucy Cousins

はじめは聞いているだけだった参加者も、「一話分をつくるのにどれくらいの時間がかかるんですか?」「その間はずっと一つの話を作っているのですか?」など、徐々に口数が増えてきました。CG業界について知らない方にもわかるようにと、専門用語の解説を加えながらの説明に、みなさんも興味深そうにメモを取ったり話を聞いたりしていました。
また、今回は特別に、脚本や絵コンテ、設定資料などを見せていただきました。「アニメの絵コンテってこういう風になってるんだ」「それぞれのキャラクターの情報がこんなに細かく設定されてるなんて!」と、参加者は驚きの連続。その後も仕事場を見せてもらうなど、これからCG業界を目指す彼女たちにとって、貴重な体験になりました。

CG業界を目指す女性の方へ

トークセッションの様子 前職はフィットネスクラブの広報を担当していたという春山さんですが、CG業界に挑戦しようというきっかけは何だったのでしょうか。「前の仕事も楽しかったけど、どうせ頑張って働くなら、本当に好きなことを仕事にしたいと思ったんです。」最初は前職を続けながら、途中からは派遣の仕事に切り替えて、WAOでの勉強に打ち込んだそうです。
「将来は、フリーランスで仕事をできるようになりたいです。いずれは結婚や出産もしたいし、自宅で仕事をできるのが理想ですね。そのために、実力と信用、人脈をしっかりと築きたいと思います。この仕事の魅力は、自分の作ったものが形として残り、人に評価してもらえるということです。もっとたくさんの女性に、この業界で活躍してもらいたい、そして自分の作品を評価される喜びを味わってもらいたいです。」

CGデザイナーとして仕事をしている春山さんの生の声を聞いて、今回参加したみなさんも、遠い存在のように感じていたCG業界をぐっと身近に感じることができた様子でした。かわいいキャラクターを自分でも作ってみたい、きれいな映像を作って人に感動してもらいたい・・・。誰しも最初は、そんな気持ちからスタートしています。遠い世界だと思って、知る機会がなくなってしまうのは、本当にもったいないことです。あなたも、夢への第一歩を踏み出してみませんか?

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