日時:7月13日(日)10:00―16:00
場所:WAOクリエイティブカレッジ 講義室
3DCG・映像デザイナー本科、専科のカレッジ生たちの“Maya”の授業がスタートして約3ヵ月。この4月から学び始めた彼らの、初めての作品である静止画の発表会が行われました。
3ヵ月目の作品とはいえ、実際に制作にあてられた時間は、人によってさまざま。時間の許す限りほぼ毎日来て制作していた人もいれば、「仕事をしているので、土曜日しかWAOにくることができなかった。」という人もいました。平日中心に授業がある本科、土日に授業がある専科。それぞれ授業以外に制作の時間を作らなければなりません。特に専科のメンバーは、働きながら、あるいはWスクールで通っている人がほとんどなので、いかに制作の時間を作るかについては皆工夫をしたようです。いわば今日は、それぞれが自分の学習ペースをつかみ、授業の復習をしながら、作品制作に取り組んだ結果といえます。
※発表された静止画作品(一部抜粋)。画像をクリックすると拡大表示されます。
専科の堀内麻紀さんの星空を背景に大きな翼を広げて船首に立つサモトラケのニケ像の作品は、講師に「説明を聞かなくても、この構図の上手側に豪華客船が見えるよう」と言わしめたほど。像の作りこみもさることながら、雰囲気や広がりを感じさせる作品に仕上がりました。大画面に作品が映し出されると、会場のカレッジ生からは思わずため息がもれます。堀内さんは、「ニケ像の資料を探したのですが、なかなかよいものが見つからなかったので、小さな石膏像を買って360度さまざまな角度から観察して作りました」と制作にあたっての工夫を語ってくれました。
講師からは次のような言葉がありました。「今回は静止画なので、見えるところだけ作ってあればよい。そういう意味で、見えないところまで作りこんで不必要にデータが重くなっていないし、むしろ軽いのにここまで作りこんでいるのはすばらしい。」堀内さんも働きながら通っている一人で、仕事帰りにWAOに来て制作するなど、時間をうまくやりくりしていました。細部にわたって作りこみながらも、効率よく制作することができたようです。
本科の金将由さんは、“Photoshop”を効果的に使いこなした表現力豊かな作品に仕上げました。昭和30年代の日本の一般家庭の情景を作品にしましたが、背景や小物はすべて“Maya”で作りながらも、座っている少年は自分で“Photoshop”で描いたとのこと。「ある少年の画像を参考に使いましたが、少年の顔は自分なりにアレンジを加えて作りこみました。」また、部屋のどことなくすすけた空気感や日差しの加減など、微妙な雰囲気を表現しています。
作品の世界観を表現するということは、基礎を習得しているからこそできること。基本から幅広く学び、なおかつ表現力を養ってきたカレッジ生たちの作品が並びました。
発表会では、「Maya」「マットペイント」「ライティング」など、授業を担当している講師が、一人ひとりの作品に対して、じっくりとアドバイスを行います。クリエイターとして活躍している講師から、さまざまな観点からアドバイスをもらいます。そして、ブラッシュアップ期間を経て静止画作品の提出となります。

統括責任者の村上から全体の総括として、「今年のメンバーは例年に比べて全体的に平均以上のレベルに達している人が多い。この調子でブラッシュアップ、さらに一本目の動画作品の制作に向かって励んでください。」という言葉がありました。
発表会後、「いまから次のことを考えなくちゃ!」と早くも絵コンテ用紙を受付でもらっていく人も多く見られました。またあるカレッジ生は、まだ興奮の残ったまなざしで、「みんなすごかった。一緒にスタートを切った仲間がこれだけやっているんだから、自分ももっとがんばろうと、いい刺激になりました」と語っていました。ますますモチベーションを高められたようです。今回の静止画作品のブラッシュアップもさることながら、今後控えている一本目の動画作品も楽しみです。
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