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特別セミナー
CG・映像業界 転職活動ホントのところ

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日時:2008年9月13日(土)
場所:WAOクリエイティブカレッジ 講義室

「CG・映像業界に転職するためには具体的には何が必要?」
「若くないとダメなの?」
「CG・映像の制作会社の採用基準って何?どんなことを重視するの?」

学校説明会や個別相談に来られる方々の質問の中でも一、二を争うのが、上記のようなCG・映像業界の就職事情についてのことです。就職情報サイトや雑誌などを見ても「実務経験2年程度」という言葉が踊っていて、思わず腰がひけてしまうこともあるでしょう。

そこで、WAOの修了生の就職先として親密なお付き合いをしていただいているCG・映像の制作会社の採用担当者に本音を教えてもらうアンケートを実施。修了生も加わって、就職事情について分析する特別セミナーを開催しました。

特別セミナーの様子

よくわからないからこそ、調べることが大事

細淵マネージャー

当日は、社会人としてすでに働いている方、これから就職活動をする大学3年生、就職活動中の4年生の方という幅広い年齢層・属性の方が参加されました。やはり<CG・映像業界>というのは、あこがれや目標であるかわりに、よくわからない部分も多いということが、集まったメンバー構成からも推測できます。

まずは、今回のセミナーの起案者でもあるマネージャーの細淵から、CG・映像業界各社の求人情報をどうやって調べるのかという説明から始まりました。

「やりがいのある仕事を求めての就職・転職活動であるならば、CG・映像業界ならどんな仕事でも良いわけではなく、きっとやりたい仕事があるはずですよね。 求人情報サイトなどもありますが、今出ている求人情報の限られた範囲から探していくのではなく、 まず、自分のやりたいことができる、行きたい企業を調べることが大事です。そのためには・・・」と、具体的な方法やツールについて詳しく紹介をしました。

また、企業のWebサイトで実際の求人情報を見ていきながら<職種>や<応募資格>などの各項目について、本当のところどういう意味なのか、どんな含みがあった上での記述なのかを解説。WAOクリエイティブカレッジの運営母体であるワオワールド自体が制作会社なので、このあたりは、普段なかなかうかがいしれない業界の実情情報のため、参加者の方は、いっせいにメモをとり、とてもに熱心に聞き入っていました。

業界未経験者を採用していますか?

続いては、WAOの修了生が就職・転職をしている企業の方々から集まった率直な意見について、グラフや実際に転職活動を経験した修了生にも参加してもらっての現実かつ具体的な分析を実施しました。

企業アンケートから

当日は、以下のようなアンケートへの答えを各社が寄せてくれました。

・業界未経験者を採用していますか?
・業界経験者と未経験者で区別がありますか?
・業界未経験者をどのような形態で採用していますか?
・異業種からの転職は有利?不利?
・年齢は高くても大丈夫?
・どんなスキルが重視される?
などなど。ちなみに、ここでいう「未経験者」とは、CG・映像制作に関わる業界での業務経験がなく、業界を目指して1年程度の専門教育を受けている人のことを指します。

これらの質問への答えを当日はグラフなどを交えながら紹介しましたが、本レポートでは、Q.業界未経験者を採用していますか?という回答についての一部をちょっとだけお教えします。

「当社の採用は未経験者の方が大半です。 優秀なスタッフは制作現場で仕事を始めて数ヶ月で、重要なポジションを頼む事もありますので、経験者に比べて採用に不利、という事は無いと思っています。 」

「業界内での不必要な知識と経験が備わっておらず、当社独自の色に染まりやすい人材である。」

「即戦力であり、一緒に会社を作っていける人材として位置づけています。最後は気持ちで作るものだと思いますので気持ちの強い人程、急激に伸びているという印象を受けます。」

これらの回答から導き出される企業の本音は、中途半端に業界を経験しましたという人よりもむしろ、きちんと目標をたてて技術や知識を身につけるために学び、努力をしてきた人のほうが採用する側としては好ましいということが言えるでしょう。

WAOでがんばった経験が、仕事で活きた

修了生の春山さん(現在は、株式会社ワオワールドのCG・映像制作チームに所属)が、転職を考えたきっかけはディズニーのアニメーションをTVの特集で見たこと。そのとき以来、「やってみたいな」と、興味をもったけれども、どういう人がなれるのかわからない。春山さんは、結局あきらめて全然違う仕事に就きました。

春山さん

「仕事は、それなりにおもしろかったけれども、やりがいという意味では物足りなかったんです。本当に自分がやりたいことなのかどうかという疑問が沸いてきて。そんなときに、ハッと思い出したのがアニメーション制作の仕事でした。」

キャラクターやCG制作をやってみたいという欲望がむくむくと頭をもたげてきたから、いてもたってもいられない。最初はネガティブな方向から転職を考えたけれども、 これは一生の仕事にしていけるぞ、と思ってCGのアニメーションを勉強をするためにWAOへの入学を決断したそうです。

「WAOに入ってからも一人暮らしをしていたので、修了するまで仕事をしていました。途中で営業の仕事を辞めて、比較的自由がきく派遣の仕事に変えましたが、平日は7時くらいまで仕事をして、その後にWAOに来てという毎日でした。週末の授業の後に制作や復習に取り組んでいましたが、やっぱり時間が足りないんですよ。学生の人たちもいて、その人たちはどんどん進んでしまう。すごいプレッシャーでしたね。」

春山さん

ついていけない。復習する時間がない、というあせる気持ちを抱えつつやり続けられたのは、同じように仕事をしながら通っていた友達がいたからだと春山さんは語ります。「もうこれ以上作れない、と思っても、一緒にがんばろうよ、と励ましあえた。一人では絶対できなかったと思いますね。仲間がいたからがんばれたんだと思います。」

「学校に来る求人情報を見て話を聞きにいったり、紹介いただいた企業などに就職活動してみて思ったのは、年齢とか、前職のキャリアはあまり関係なくて、まずは作品があることが重要だということ。今の自分がどんなスキルを持っていて、どんなことを考えているのか、しっかりアピールする必要があると思いますね。」

実際に春山さんが会社に入って最初に手がけたプロジェクトでは、WAOで習得した「Maya」ではなくてそれまで触ったことがなかった「LightWave」を使ったものでした。

「研修なんかなくて、いきなり「やってね」と(笑)。なんとかしなくちゃと、WAOで培った新しいことを学ぶ姿勢やノウハウを駆使しました。そのことがあったから、かえっていろいろな人に話を聞いたりアドバイスを求めながら、確実に成長できたと思います。 自分は新人だから、という感覚は最初からなかったですね。」

聞きたいことにきちんと答えます

「やりがいのある仕事」に就くために努力することは、特別なことではないという春山さんの言葉を裏付けるように、今現在WAOで学んでいる人たちに、どれくらいの時間を勉強に割いているのかといったスケジュールや、仕事と両立する方法などを調査した結果を細淵マネージャーが紹介しました。

参加者からは、次々と春山さんと細淵マネージャーにたくさんの質問が出ました。

「仕事の時間は?」「現場でのマシン環境は?」「お給料はどれくらい?」といった“働く”ことへの具体的な質問はもちろん、「WAOに入る前に、CGソフトを自分で勉強したりしましたか?」「WAOで一年間で勉強して、どのくらい仕事ができるようになるのですか?」など、WAOの先輩への素朴な質問まで多種多様。一つひとつていねいに答える春山さんと細淵マネージャーの雰囲気のためか、なごやかな空気に会場は包まれていました。

「聞きたいことにきちんと答えてくれて、本当に参考になった。」
「漠然とあこがれていたんですが、目標にしていきたいと思いました。」
という参加者の方の感想を耳にして、細淵マネージャーもほっとひと安心の笑顔。お疲れさまでした。

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